本会では、平成１３年度に「栃木県社会福祉協議会活動指針」を、平成１７年度に「栃木県社会福祉協議会活動推進計画（第１期）」を策定し、県民の皆様や関係機関と連携を図りながら、各種事業を展開し、地域福祉の推進に取り組んで参りました。
　その間も、地域における福祉課題の多様化や複雑化が進むなど、地域福祉をめぐる状況は大きく変化し、地域福祉を推進する中核的存在として社会福祉協議会への期待はますます大きくなっております。

このような中で、第１期計画期間の終了に当たり、同計画に掲げた基本理念、基本方針を踏襲しつつ、近年の社会経済情勢の変化や、それに伴う新たな課題に対応し、計画的・総合的に地域福祉の推進を図るため、これからの地域福祉活動の基本方針となる「栃木県社会福祉協議会活動推進計画（第２期）」を策定することといたしました。

　策定に当たっては、これまで取り組んできた事業の成果や実績を踏まえながら、保健、福祉、医療などの各分野にわたる有識者で構成する栃木県社会福祉協議会活動推進計画策定委員会で御協議をいただいたほか、会員をはじめ広く県民の皆様の御意見を伺うためにパブリックコメントを実施いたしました。

　この計画では、「総合的なネットワークの形成」「当事者の視点」「情報発信」の３つを基本に据え、毎年事業の進捗状況を確認しながら計画を推進することとしています。
　今後は、この計画に基づき、共に支え合い、心豊かな福祉社会を築いていくために、県民の皆様や関係機関と一体となって地域福祉の推進に取り組んで参りますので、引き続き御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。